医療用弾性ストッキングのおすすめの選び方|看護師が見る圧力・サイズ

医療用弾性ストッキングおすすめ比較2026|圧力・タイプ別の選び方
📅 公開日: 2026年7月1日🔄 最終更新: 2026年11月3日

医療用弾性ストッキングを仕事中に使うときは、次の3点を確認して選びます。

  • 一般医療機器の表示と届出番号があるか
  • 足首とふくらはぎの圧迫圧が数値で書かれているか
  • 足首とふくらはぎの周囲径がサイズ表に合うか

「医療用」と「着圧ソックス」は、名前だけでは区別できません。PMDAに掲載された添付文書には、ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)のように、着圧ソックスの名称でも一般医療機器として届け出られている例があります。

この記事では、公開されている添付文書をもとに、圧力・サイズ・お手入れの選び方を表で整理します。特定の製品の順位づけはせず、確認できた2つの届出品を読み方の例として並べます。疾患がある人や治療が目的の人は、使う前に医師に相談してください。

目次

この記事でわかること

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  • 医療用弾性ストッキングとは?看護師が知っておきたい基本
  • 圧力(hPa・mmHg)の見方と目安
  • 看護師が弾性ストッキングを選ぶときの比較ポイント7つ
  • 12時間シフトの看護師はどう選ぶ?勤務パターン別の考え方
  • 添付文書で比べる届出品の例|圧力・サイズ・お手入れ
  • サイズの測り方と合わせ方
  • 正しい着用方法とやってはいけないこと
  • お手入れと買い替えの考え方
  • 使えない人・医師に相談したい人
  • 弾性ストッキングでできること・できないこと
  • 医療用弾性ストッキングに関するよくある質問(FAQ)

医療用弾性ストッキングとは?看護師が知っておきたい基本

医療用弾性ストッキングは、足首から上に向かって圧迫が弱くなるよう編まれた製品で、添付文書では「一般医療機器 弾性ストッキング」に分類されています。

株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA)は、下肢の静脈血やリンパ液のうっ滞を軽減または予防し、静脈還流を促進することを目的とした製品と説明しています。足首側から上側へ圧迫力が少しずつ弱くなる構造です。

添付文書の読み方

添付文書は、製品の説明書にあたる公的な文書です。PMDAのサイトで、販売名や届出番号から探せます。

  • 【禁忌・禁止】:使ってはいけない人
  • 【警告】【使用上の注意】:慎重に使う人と、着用中の注意
  • 【使用目的又は効果】:何のための製品か
  • 【使用方法等】:サイズの測り方と着用手順
  • 【保守・点検に係る事項】:洗い方と点検

購入前に、この5つの欄を順に読むと、名前や広告の言葉に左右されずに選べます。

添付文書に出てくる用語

用語 意味
漸減的な圧迫 足首側から上側へ、圧迫力が少しずつ弱くなること
うっ滞 下肢の静脈血やリンパ液が流れにくく、たまった状態
静脈還流 脚の静脈血が心臓へ戻る流れ
圧迫圧 ストッキングが脚にかける圧力。hPaまたはmmHgで表す
JMDNコード 医療機器の一般的名称に付く番号。弾性ストッキングは31724000
医療機器製造販売届出番号 一般医療機器として届け出た番号。添付文書に記載される

用語を知っておくと、添付文書の【使用目的又は効果】や【禁忌・禁止】の欄が読みやすくなります。

看護師の立ち仕事と弾性ストッキング

立ち仕事や不規則な勤務で脚が重い、夕方にむくむと感じる看護師が、対策のひとつとして選ぶ人もいる製品です。

ただし、むくみや静脈瘤の予防・治療を保証するものではありません。効果の出方には個人差があります。

「医療用」と「着圧ソックス」は名前では決まらない

ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)では、名称は「着圧ソックス」でも、区分は一般医療機器の弾性ストッキング(JMDNコード31724000)と記載されています。買う前は名称ではなく、次の表示を確認します。

確認項目 どこに書いてあるか 見るポイント
医療機器の区分 添付文書・パッケージ 「一般医療機器 弾性ストッキング」の表記と、医療機器製造販売届出番号
圧迫圧 添付文書の形状・構造欄など 足首とふくらはぎなど、部位ごとの数値(hPaまたはmmHg)
サイズ サイズ表 足首とふくらはぎの周囲径で選べるか
禁忌・警告 添付文書 自分の持病や症状が当てはまらないか
お手入れ 保守・点検の欄 洗い方、乾燥機や漂白剤を使えるか

医療機器としての表示がない製品は、添付文書で圧迫圧やサイズ、禁忌を確認できないことがあります。その場合は、数値で比べられる製品を選ぶほうが判断しやすくなります。

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圧力(hPa・mmHg)の見方と目安

弾性ストッキングの圧力は、足首がいちばん高く、上に向かって低くなるのが基本で、製品ごとに部位別の数値が書かれています。

圧力の単位にはhPaとmmHgがあり、1mmHgはおよそ1.33hPaです。20hPaはおよそ15mmHgにあたります。ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)と株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA)に書かれた数値を並べると、次のとおりです。

製品(製造販売業者) 足首 ふくらはぎ mmHgへの換算の目安
着圧ソックス(ファーストメディカル株式会社) 20hPa 9hPa 足首 約15mmHg/ふくらはぎ 約7mmHg
届出番号13B2X00062000608(株式会社ナック) 23hPa(平均圧迫力) 14hPa(平均圧迫力) 足首 約17mmHg/ふくらはぎ 約10.5mmHg

同じ「一般医療機器の弾性ストッキング」でも、数値は製品ごとに違います。比べるときは、足首とふくらはぎの両方の数値を見ます。

hPaとmmHgの換算早見

パッケージにhPaしか書かれていない製品と、mmHgしか書かれていない製品を比べるときは、単位をそろえます。換算の目安は次のとおりです。

hPa mmHg(目安)
20hPa 約15mmHg
27hPa 約20mmHg
33hPa 約25mmHg
40hPa 約30mmHg

この表は単位の換算だけを示すもので、強さの区分や使う目的を示すものではありません。

買った製品の足首・ふくらはぎの数値とサイズをメモしておくと、買い替えのときに比べやすくなります。

圧力を比べる手順

  1. 足首の数値を確認する
  2. ふくらはぎの数値を確認する
  3. 単位(hPaかmmHg)をそろえる
  4. 数値が不明な製品は、販売元の公式ページや添付文書で確認する

数値を確認できない製品は、比べる土台がそろわないため、今回は候補から外すほうが安全です。

「弱圧」「中圧」「強圧」といった強さの区分は、メーカーや規格で呼び方や数値が異なります。区分名ではなく、製品に書かれた数値で比べると迷いにくくなります。

どの圧が合うかは、脚の状態や使う目的で変わります。治療が目的の場合や強めの圧を考える場合は、医師や弾性ストッキングに詳しい専門職に相談してください。初めて使うときは短時間から試す、と書かれた添付文書もあります(株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA))。

看護師が弾性ストッキングを選ぶときの比較ポイント7つ

【看護師向け】医療用弾性ストッキングおすすめ比較2026|圧力・タイプ別の選び方の要点を整理した図解
【看護師向け】医療用弾性ストッキングおすすめ比較2026|圧力・タイプ別の選び方の要点を整理した図解

弾性ストッキング選びは、圧力・着圧位置・素材・サイズ・着脱・耐久性・見た目の7点を順に確認すると、選び間違いを減らせます。

見た目より先に、圧力とサイズを確認します。7点の確認先は、この章の最後の表にまとめています。

① 圧力(mmHg/hPa)で選ぶ

足首とふくらはぎの数値が書かれている製品を選びます。強ければよいわけではなく、目的に合う圧が必要です。

強い圧や治療目的の使用は、自己判断で決めず医師に相談します。

② 着圧位置(覆う範囲)

今回確認した2つの添付文書は、ひざ下までを覆うタイプでした。履き口がひざ関節にかからないように着用する、と書かれています。

太ももまで覆うタイプなど、ほかの形は、その製品の添付文書で注意点を確認してください。

③ 素材と肌への相性

添付文書には素材(例:ナイロン、ポリウレタン)が書かれています。繊維に過敏症のある人は、使用に注意が必要とされています。

かゆみ、発疹、かぶれが出たら、すぐに使用を中止します。

④ サイズの正確さ

正しい圧を得るには、規定の部位を測って正しいサイズを選びます。適応サイズの範囲外では着用しません。測り方は後の章で説明します。

⑤ 着脱のしやすさ

爪や指輪で生地を傷つけないよう、少しずつ引き上げて着用します。強く引っ張ると破損の原因になります。

忙しい勤務の前でも手順を守れるか、買う前に想像しておきます。

⑥ 耐久性とお手入れ

繊維が劣化すると適正な圧が得られなくなります。伝線やほつれ、破れがないことを毎回確認して着用します。

洗い方の指定を守れるかも、続けやすさに関わります。

⑦ 見た目・カラー

勤務中に目立たない色かどうか、スクラブやシューズと合うかも確認します。見た目は最後に比べれば十分です。

比較ポイント 確認すること 確認する場所
圧力 足首とふくらはぎの数値 添付文書
着圧位置 覆う範囲と履き口の位置 添付文書・製品説明
素材 素材名と肌への相性 添付文書
サイズ 足首とふくらはぎの周囲径に合うか サイズ表
着脱 少しずつ引き上げられるか 使用方法の欄
耐久性・お手入れ 洗い方、乾燥機や漂白剤の可否 保守・点検の欄
見た目 色、勤務中の見え方 製品ページ

12時間シフトの看護師はどう選ぶ?勤務パターン別の考え方

長時間の勤務で着用するときは、サイズと圧の表示を確認できる製品を選び、違和感があればすぐ外します。

勤務の状況 選び方の考え方 確認すること
12時間などの長時間勤務 着脱しやすいひざ下タイプから。初めて使う日は短時間から試す 痛み、しびれ、変色、かゆみが出たらすぐ外す
トイレや休憩で着脱が多い ひざ下タイプのほうが、着脱の手間は小さくなる 戻すたびに、しわ・ずれ・折り返しがないか
夜勤や不規則な勤務 洗い替えを用意し、洗って乾かす時間を確保する 洗濯後に伝線やほつれがないか
汗をかく季節 素材表示を確認し、肌に合うものを選ぶ かゆみ、発疹、かぶれが出ていないか

勤務日の流れの例(イメージ)

次は、考え方を示すためのイメージです。実際の使い方は、製品の添付文書と医師の指示に従ってください。

  1. 出勤前:破損がないか、しわやねじれがないかを見て着用する
  2. 休憩のたび:ずれや折り返しがないか確認する
  3. 勤務中:痛み、しびれ、かゆみが出たらすぐ外す
  4. 帰宅後:脱いで皮膚の色や赤みを見る。洗って陰干しにする

ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)には、皮膚や爪の色の変化を確認すること、着用部位全体を観察するために履き直すことが書かれています。

太ももまで覆うタイプなどは、この記事で確認した添付文書とは別の製品です。圧や注意点は、その製品の添付文書で確認してください。

添付文書で比べる届出品の例|圧力・サイズ・お手入れ

二つの届出品の添付文書を並べると、同じ区分でも圧力やサイズの決め方、お手入れの指定が違うことがわかります。

これはランキングではなく、読み方の例です。価格・在庫・販売状況は添付文書に載っていないため、購入前に販売元の公式ページで確認してください。

項目 着圧ソックス(ファーストメディカル株式会社) 届出番号13B2X00062000608(株式会社ナック)
区分 一般医療機器 弾性ストッキング(JMDNコード31724000) 一般医療機器 弾性ストッキング(JMDNコード31724000)
圧力 足首20hPa、ふくらはぎ9hPa 足首23hPa、ふくらはぎ14hPa(着用時の平均圧迫力)
サイズ 足首とふくらはぎの周囲径でサイズ表から選ぶ(足首周りを優先) フリーサイズ
洗い方 塩素系漂白剤・タンブラー乾燥は避け、日陰干し 洗濯ネットか手洗い。乾燥機・漂白剤・アイロンは使わず、陰干し
添付文書の作成時期 2022年2月(第1版) 2026年9月(第1版)

出典:ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)、株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA)。添付文書は更新されることがあるため、購入時は最新版を確認します。

サイズの測り方と合わせ方

サイズは、足首のいちばん細い部分とふくらはぎのいちばん太い部分の周囲径を測り、製品のサイズ表に当てはめて選びます。

  1. 足首:くるぶしより上で、いちばん細い部分の周囲径を測る
  2. ふくらはぎ:ひざ下で、いちばん太い部分の周囲径を測る
  3. 2つの数値を、製品のサイズ表に当てはめる
  4. サイズが分かれる場合は、足首周りのサイズを優先する

サイズの測り方と足首優先の考え方は、ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)に基づきます。適応サイズの範囲外では着用しません。

サイズ表の区切りは製品ごとに違います。別の製品に買い替えるときも、前回と同じサイズで選ばず、周囲径を測り直してサイズ表と照らします。

着用中にサイズが変わったとき

むくみが引くなどして周囲径が変わったときは、適切なサイズに変更します。測るときは、同じ時間帯に測ると比べやすくなります。

正しい着用方法とやってはいけないこと

着用は、爪や指輪で生地を傷つけないようにして、つま先から少しずつ均等に引き上げ、しわやねじれを直して仕上げます。

  1. 爪が伸びていないか、指輪をしていないかを確認する
  2. つま先を入れ、かかとの位置を合わせる
  3. 両手で爪を立てずに、少しずつひざ下まで引き上げる
  4. しわ、たるみ、ねじれがあれば直す

やってはいけないこと

  • 折り返して着用する(血行障害などの原因になるおそれがあります)
  • 強く引っ張り上げる
  • ほかのストッキングや靴下と重ねて着用する
  • 軟膏や油脂、溶剤が付いた状態で着用する
  • 破損のある製品を着用する

上の内容はファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)と株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA)の使用方法・注意事項に基づきます。

お手入れと買い替えの考え方

洗い方は製品ごとに指定があり、共通して漂白剤や乾燥機を避けて日陰で乾かす製品が多いため、添付文書どおりにお手入れします。

  • 洗濯は手洗いか洗濯ネットを使う
  • 塩素系漂白剤やタンブラー乾燥は避ける
  • 口ゴムを上にして日陰で干す
  • 洗濯のあとは、伝線やほつれ、破れがないか確認する

伝線やほつれがあると、適正な圧が得られません。同じ製品を複数の人で共用することも避けます。

買い替えの時期は、製品の表示に従います。締めつけが弱くなったと感じたら、新しいものに替えるか、販売元に相談します。洗い替えを複数足用意して交代で使うと、1足ずつの傷みも確認しやすくなります。

使えない人・医師に相談したい人

重い動脈の血行障害やうっ血性心不全などがある人は使えず、糖尿病や神経障害がある人などは医師への相談が必要です。

禁忌として、ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)には重度の動脈血行障害、うっ血性心不全、有痛性青股腫、化膿性静脈炎の患者が挙げられています。

特に注意が必要な人として、株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA)には深部静脈血栓症の患者、動脈血行障害や装着部位に創傷のある患者、糖尿病患者、繊維に過敏症のある患者が挙げられています。

こんな症状が出たらすぐ外す

  • 脚の痛み、しびれ
  • 皮膚や爪の変色、皮膚温の低下
  • かゆみ、発疹、かぶれ、水ぶくれ

症状が続くときは、医療機関に相談します。妊娠中の人や持病のある人も、使う前にかかりつけ医に確認してください。

弾性ストッキングでできること・できないこと

添付文書が示す使用目的は、下肢のうっ滞を軽減または予防して静脈還流を促進することで、脚やせや静脈瘤を治すことは書かれていません。

  • 期待できること(使用目的として書かれている内容):下肢の静脈血やリンパ液のうっ滞の軽減・予防、静脈還流の促進
  • 書かれていないこと:脚やせ、すでにある静脈瘤を消すこと、血栓の治療や予防を保証すること
  • 注意点:サイズや圧が合わないと、血行障害や皮膚障害のおそれがある

使用目的の出典は株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA)です。気になる症状があるときは、自己判断で続けず医療機関に相談します。

弾性ストッキング以外にできる脚のケア

休憩中に足首を動かす、座れるときに脚を少し休ませるなど、無理のない範囲で取り入れます。これらの効果を保証するものではありません。

  • 休憩のときに、座って足首をゆっくり回す
  • 座れるときは、脚を床から少し持ち上げて休ませる
  • 帰宅後に、脚の腫れや色の変化がないか見る
  • 症状が続くときは、ストッキングを替える前に受診する

選び方でよくある失敗と避け方

よくある失敗は、名前だけで選ぶ、片方の数値しか見ない、サイズ表を見ない、の3つで、どれも購入前の確認で避けられます。

よくある失敗 起きやすいこと 避け方
「着圧ソックス」という名前だけで選ぶ 医療機器の表示や圧の数値がなく、比べられない 一般医療機器の表示と届出番号、圧の数値を確認する
足首の数値しか見ない ふくらはぎ側の圧との差を見落とす 足首とふくらはぎの両方の数値を見る
いつものサイズで買う 適正な圧が得られず、着用に向かない場合もある 周囲径を測り、サイズ表の範囲で選ぶ
きついので上を折り返す 血行障害などを引き起こすおそれがある 折り返さず、サイズや圧を見直す
洗い替えを用意しない 傷んだ製品を使い続けることになる 破損の確認と洗い替えを前提に数を決める
違和感を我慢して着け続ける 血行障害や皮膚障害につながるおそれがある 痛み、しびれ、変色が出たらすぐ外して相談する

折り返しや違和感を我慢して着用し続けることへの注意は、ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)の使用上の注意に基づきます。

購入前チェックリストと、相談するときに伝えること

購入前は、表示・数値・サイズ・禁忌・お手入れの5点を確認し、迷ったら測った周囲径と勤務の状況を伝えて相談します。

購入前のチェックリスト

  • 一般医療機器の表示と、医療機器製造販売届出番号がある
  • 足首とふくらはぎの圧迫圧が、hPaまたはmmHgで書かれている
  • 足首とふくらはぎの周囲径を測り、サイズ表の範囲に入っている
  • 禁忌・警告に、自分の持病や症状が当てはまらない
  • 洗い方を守れる(乾燥機や漂白剤の可否を確認した)
  • 販売元の公式ページで、販売状況と最新の添付文書を確認した

医師や専門職に相談するときに伝えること

弾性ストッキングに詳しい医師や専門職に相談するときは、次の情報があると話が早く進みます。

  • 1日の勤務時間と、立っている時間・歩く時間の目安
  • 脚の重さ、むくみ、痛みなど気になる症状と、出る時間帯
  • 持病、服薬、妊娠の有無
  • 測った足首とふくらはぎの周囲径
  • 検討している製品の名前と添付文書

看護師は医療の知識があるぶん、自分の脚の不調を後回しにしがちです。症状があるときは、製品選びの前に受診して原因を確かめます。

医療用弾性ストッキングに関するよくある質問(FAQ)

よくある質問に、添付文書で確認できる範囲で答えます。

弾性ストッキングとは?看護の現場ではどんな製品ですか?
足首から上に向かって圧迫が弱くなる、一般医療機器の弾性ストッキングです。下肢の静脈血やリンパ液のうっ滞を軽減または予防し、静脈還流を促進することを目的にしています。
看護師の圧力はどれくらいがいいですか?
合う圧は脚の状態や目的で変わるため、数値は断定できません。製品の足首とふくらはぎの数値を確認し、治療目的や強めの圧は医師に相談してください。
一般の着圧ソックスでも代用できますか?
名称では判断できません。一般医療機器として届け出られた着圧ソックスもあります。医療機器の表示、圧の数値、サイズ表、禁忌の記載を確認してください。
12時間シフトでおすすめの着圧ソックスは?
特定の製品は挙げられません。着脱しやすいひざ下タイプから、サイズと圧の表示を確認し、痛みやしびれがあればすぐ外してください。
何足くらい持っておくと安心ですか?
決まった足数はありません。洗い替えがあると、洗濯後に破損を確認しながら交代で使えます。
サイズが合っているかわからないときは?
足首とふくらはぎの周囲径をもう一度測り、サイズ表と照らします。迷うときは販売元や専門職に相談してください。
妊娠中でも使えますか?
持病がある場合も含め、使う前にかかりつけ医に確認してください。
弾性ストッキングで脚やせはできますか?
添付文書の使用目的に脚やせは書かれていません。むくみや症状が気になるときは、医療機関に相談してください。
hPaとmmHgはどう違いますか?
どちらも圧力の単位です。1mmHgはおよそ1.33hPaで、20hPaはおよそ15mmHgにあたります。単位をそろえてから、足首とふくらはぎの数値を比べます。
添付文書はどこで探せますか?
PMDAのサイトで、販売名や医療機器製造販売届出番号から探せます。製品の箱や販売元の公式ページに、添付文書へのリンクが載っていることもあります。
他の人が使った弾性ストッキングを借りてもいいですか?
避けてください。確認した添付文書には、同じ製品を複数の人で着用すると変形や劣化で適正な圧が得られなくなるため避ける、と書かれています。
購入前に何を確認すればいいですか?
一般医療機器の表示と届出番号、足首とふくらはぎの圧の数値、サイズ表、禁忌・警告、洗い方の5点です。価格や在庫は販売元の公式ページで確認してください。
洗濯機で洗ってもいいですか?
製品の指定に従ってください。確認した添付文書では、洗濯ネットか手洗いが示され、漂白剤や乾燥機は避けるとされています。
使っていて違和感が出たらどうしますか?
痛み、しびれ、変色、かゆみなどが出たら、すぐに使用を中止します。症状が続くときは医療機関に相談してください。

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まとめ|看護師が医療用弾性ストッキングを選ぶときの確認点

医療用弾性ストッキングは、一般医療機器の表示と届出番号、足首とふくらはぎの圧の数値、サイズ表を確認して選びます。

  • 名称ではなく、一般医療機器の表示と届出番号で確認する
  • 圧は区分名ではなく、足首とふくらはぎの数値で比べる
  • 足首とふくらはぎの周囲径を測り、サイズ表に合わせる
  • 折り返さず、しわを作らず、少しずつ引き上げて着用する
  • 持病がある人、治療が目的の人、妊娠中の人は、使う前に医師に相談する

製品名や価格は、販売元の公式ページで最新の情報を確認してください。根拠にした添付文書は、ファーストメディカル株式会社の届出品「着圧ソックス」の添付文書(PMDA)と株式会社ナックの届出品の添付文書(PMDA)です。

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